戦争法案!絶対廃案!

8月26日午後5時半から市民会館前広場にて5人でアピール。100人もの方にお集まりいただきました。私のスピーチ原稿を以下に紹介しておきます。
8月26日午後5時半から市民会館前広場にて5人でアピール。100人もの方にお集まりいただきました。私のスピーチ原稿を以下に紹介しておきます。

私は、10年以上前になりますが、夫の転勤で、山口県岩国市に住んでおりました。そこでは米軍基地の子供たちがとうちの子供と同じ幼稚園に通ってきていました。その親御さんと交流があったわけではありませんが、時はちょうどイラク戦争真っ只中。この子たちのお父さんもイラクに行っているのかもしれない、生きて帰ってこれないかもしれないなど思って、なんとも言えない気持ちになっていました。

▼そのイラク戦争に、輸送部隊として美保基地からもイラクに向かったこと、そして自衛隊員は戦闘に巻き込まれることなく帰ってきていると聞いてほっとしていましたが、いま、安保法案の審議になって初めて、宿営地だったサマワにも砲弾が撃ち込まれていたこと、帰国後、自ら命を絶つ方がおられること、自衛隊員の犠牲者が出ず、自衛隊が1発も銃弾を撃つことなく終わったのは、ほとんど奇跡だったということが明らかになりました。当時内閣の官僚だった方も「あれ以上のことをやれば必ず戦死者が出る」と語っています。

▼いま、安保法案で検討されているのは、イラク戦争時自衛隊ができなかった、燃料や弾薬の輸送や補給、戦闘地域での活動であり、攻撃の対象になれば反撃もしなくてはならない、明らかに、イラク戦争以上のことです。

▼そんな危険な現場、たくさんの国の兵士を戦死させ、民間人にも誤爆などで死傷者を出し、テロリストを産む温床にもなっているそんな現場に、しかもアメリカが介入して始めたような戦争にも今まで通り批判もないまま参加する、そんな戦争の現場に、私たちの大切な友人である自衛隊の方々を送りだすこと、みなさん、できますか?ご家族のご心配を思うと、「自衛隊のリスクは大きくならない」などという政府のごまかしがさらに許せません。政府は、先の戦争に対する正しい認識と反省を携えて憲法に沿った外交の努力をするべきです。安保法案廃案の声をもっともっと政府に届けていくため、今後も力を尽くしたいと思います。どうか引き続きご協力いただきますよう、そして、一緒に声をあげていただきますよう、お願いいたします。ありがとうございました。